犬の椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは神経に重篤な障害を与えてしまう、緊急疾患です。

両後足の麻痺が急に起こったら速やかに動物病院に連れて行ってください。

痛覚の消失した子は48時間以内に手術をしないと回復する可能性が極めて低くなります。

当院では椎間板ヘルニアの症例はMRI検査後速やかに、手術を実施することで疾患の治癒率向上を目指します。極力、発症当日もしくは翌日に受け入れができるように善処させていただきます。

 

※病院の体制により、実施できない場合がありますのでご了承ください。

※入院は入院設備・体制が整っていないため、原則として紹介病院様にお願いします。

※ホームドクターが対応(紹介も含め)困難な場合には当院にお電話してご相談ください。

MRIにて病変部位を特定したら、片側椎弓切除術という背骨に穴を開けて飛び出した椎間板物質を取り除く手術を受ける必要があります。

手術前に完全に両後肢が麻痺していましたが、術後約2週間後にはふらつきながらも歩行できるまで回復しました。

特に重症な痛覚消失したグレード5の患者は48時間以内に手術をしても50%程度の回復しか見込めません。早急に動物病院を受診してください。以下の動画はグレード5で無事に回復した例ですのでご覧ください