放射線治療

医療用放射線治療装置は、新潟を中心とした北陸地方にはありません。一番近くて関東の大学病院や民間の2次診療施設のみとなっております。実際放射線治療適応かどうかの判断は専門の獣医師でないと判断が困難な場合があります。まず放射線治療が適応かどうかのご相談を当院が請け負います。腫瘍の種類による適否や副作用についてなど実際の経験からご説明させていただきます。放射線治療適応あった場合、当院で放射線治療対応ができる場合もあります。また医療用放射線治療装置保有施設と連携をとって対応できそうな施設を随時ご紹介させていただきます。

 

ご紹介を受ける場合には、血液検査、画像診断(X線検査・超音波検査・CT検査)、腫瘍の細胞診・病理組織検査などの結果をご持参ください。手術済みの場合にはどのような術式で対応されたかなどの情報も必要です。また必要があれば、当院にてCT検査やバイオプシー検査を再度実施いたします。

 

猫 鼻腺癌

 

鼻出血・くしゃみ・食欲低下などを主訴に来院。

CT検査にて鼻腔内及び左頭部に広がる広範囲な腫瘍が認められ、バイオプシー検査結果により鼻腺癌と診断された。肺転移も確認されたが、QOLの向上を目的に、放射線治療の緩和照射が週2回、合計7回実施された。

 

 

放射線治療中には、ほとんど動かなかった状態であったが、活動性が増してQOLの向上が認められた。

顔面の腫脹も軽減しており、閉塞していた鼻腔は、左右共に部分的な含気が確認されるようになった。

右の写真は放射線治療の最終照射後に撮影したCTであり、診断時の上のCT写真と比較して縮小していることがわかる。

 

下の写真は、治療前後の外貌の変化

(治療前が左、治療後が右)

上記の症例の詳細はこちらのPDFファイルをご参考にしてください。
放射線治療症例報告 猫鼻腺癌.pdf
PDFファイル 421.0 KB
口腔内メラノーマの放射線治療
口腔内メラノーマの症例.pdf
PDFファイル 402.1 KB
軟口蓋メラノーマの放射線治療
軟口蓋メラノーマの症例.pdf
PDFファイル 484.9 KB
猫鼻腺癌・リンパ節転移の放射線治療
猫鼻腺癌・リンパ節転移の放射線治療.pdf
PDFファイル 425.0 KB