放射線治療

放射線治療は、がん(腫瘍)の治療として手術・抗がん剤にならび3大治療とされている重要な治療方法です。腫瘍の残存部分の治療や手術で摘出困難な腫瘍を縮小させるなど、効果的な治療選択が可能となります。放射線によりがん細胞の増殖を防ぎ、死滅させつつ、正常な細胞をできる限り温存することで治療をしていきますが、放射線障害などもあり十分な専門知識を有した獣医師のもとで治療を受ける必要があります。

 

放射線治療適応かどうかの判断は専門の獣医師でないと判断が困難な場合があります。まず放射線治療が適応かどうかのご相談を画像診断(CT検査など)を兼ねて診療します。腫瘍の種類による適否や副作用についてなど実際の経験からご説明させていただきます。放射線治療適応であった場合、ご希望があれば当院で放射線治療を実施させていただきます。

 

ご紹介を受ける場合には、血液検査、画像診断(X線検査・超音波検査・CT検査)、腫瘍の細胞診・病理組織検査などの結果をご持参ください。手術済みの場合にはどのような術式で対応されたかなどの情報も必要です。また必要があれば、当院にてCT検査やバイオプシー検査を再度実施いたします。

 

放射線治療は麻酔が必要であり、複数回の処置となるため通院治療が必要です。

詳細はお時間を十分にとって説明させていただきます。